二十歳の原点

そうか、この詩は自殺された女子大生、高野悦子さんの日記だったのか。この人の日記に共感しつつも、読んでいてどうしようもなくせつない気分になる。

4月6日
 なぜ生きているのかって?
 そりゃおめえ、働いてメシをくって、くそを放って、生活してるんじゃねえか。働い
てりゃよオ、おまんまには困らねエし、仕事の帰りにしょうちゅうでもあおりゃ、それ
で最高よ。それが生活よ。
 自殺をしたら、バイト先では、ヘエあの娘がねエと、ちょっぴり驚かれ、それで2、
3日たてば終りさ。かあちゃんやとうちゃんは悲しむ(悲しむ?)かもしれねエな。牧
野、彼女はどうだろうな。哲学的にいろいろ考えるかな。
 ヒトリデ サビシインダヨ コノハタチノ タバコヲスイ オサケヲノム ミエッパ
リノ アマエンボーノ オンナノコハ

I remember that poem,but I haven't known who wrote this. And now I know that this poem was written by Etsuko Takano who killed herself in 1969.