話す力の鍛え方
スピーチのコツについて学ぶために読んでみた。基本的な主張は良い。例えば敬語を正しく使う、服装なども自分に自身をつけるために大事。また、一番大事なのはスピーチの表面よりも真心がこもっていることなど参考になった。しかしながら、文章の構成があまり宜しくなく、何か所も同じような主張が繰り返されていたりして読んでいて少しストレスに感じた。また、筆者の考え方が少し時代にそぐわないところが見られた、28才で独身というのがめずらしいとか(今はそれは無い)、駄目なやつに一喝するとそれをきっかけに周りから尊敬をあつめるようになるとか(今は怒鳴った時点でパワハラ)、結論をはっきり言わない方が良い(今は結論を濁す方がまずい)など。筆者は戦時中に青春時代を送ったらしいのでこの思想になるのは分かるが、今の時代に沿った話す力をつけるにはこの本より別の書籍を参考にした方が良いと感じた。
- 作者: 永崎一則
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 1993/06
- メディア: 文庫
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I read the book to study how to speak. But the structure of the contents was not so good. I think the information shown in the book was too old to use in our age.