WICKED

Wicked: The Life and Times of the Wicked Witch of the West (Wicked Years)

Wicked: The Life and Times of the Wicked Witch of the West (Wicked Years)

某大学の書店で購入した本。サンフランシスコのミュージカルシアターでWICKEDのポスターが沢山貼られていたのでつい気になって原書で読み始めた。読み始めたのだが…、想像以上に暗くて残酷な本であった。最初に主人公である緑の肌を持つ少女Elphabaの出生から始まるが、いきなり母親の浮気シーンから始まるし、その後は緑の肌を持つElphabaへのいじめなどが残酷に書かれている。その後、Shiz大学にて良い魔女であるGlindaとの出会いもあったが、Glindaは勉強するより、田舎から都会に出てきて遊ぶことばかり考えているような少女として描かれていて共感出来ず…。その後Glindaと会った後のElphabaの振る舞いが、人の話に割り込んできて揚げ足取りばかりするようなキャラでElphabaにも共感出来ず…。
ミュージカルもこんな変なキャラ達だったのかよ?と思い、ミュージカルのあらすじを調べてみると、どうも原作とミュージカルはずいぶん内容が違っている模様である。ミュージカルでは「一人を除いて世界中から愛された女性と、世界中から嫌われたが一人から愛された女性」ということでGlindaとElphabaが対比されているが、これは原作とは違う。まずミュージカルではGlindaとElphabaがFyurioという男性を愛したとのことだが、原作ではGlindaは別にFyurioの事はどうとも思っていない。そして原作ではElphabaを嫌わない人物は結構いたように思う。しかし個人的にはミュージカルのあらすじの方がほのぼのとしていて楽しいと思う。この原作は暗いしストーリは好きになれなかった。正直途中で読むのを止めようと何度も思ったし。
後、本の英語は普段聞かない言い回しや単語ばかりで非常に読みにくかった。分量も400ページを越えていて読むのがキツかった。しかしこれを読みきることが出来たお陰で英読力がついたと思う。今日からハリーポッターの第二巻を読み始めたけれどもWICKEDに比べ平易な英語でスラスラ読めることがうれしく感じられる。

I finished reading WICKED. It took about three month. It was hard for me to read the book because it contains lots of difficult words. However, I got confidence in reading English books. Now, I'm reading 2nd Harry Potter. I'm feeling that my reading speed is faster than before.