アスペルガー症候群
- 作者: 岡田尊司
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/09/30
- メディア: 新書
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アスペルガー症候群についてはあまり知らなかったので購入して読んでみた。アスペルガー症候群とは症状として、言葉を文字通りに受け取る、文脈に無関係な発言をする、相手の気持ちに立って考えられないというもののようだ。また、アスペルガー症候群は遺伝的な要素が左右しているとのこと。アスペルガー症候群がWHOに採用されたのは1994年なので比較的新しい概念のようだ。
また書籍アスペルガーと思われる有名人を挙げていたが…、ビルゲイツ、スティーブジョブス、ジョージルーカスをはじめとした現代の有名人をはじめとした多くの有名人を書いているが…、このアスペルガーの判定基準は甘すぎないか?アスペルガーがスペクトラム(連続性)の症状だとすると間違っては居ないかもしれないけど、そんな基準で判定したら世の中のほとんどの人がアスペルガーになってしまうだろう。
あと読んでみた限り、この書籍ではアスペルガー症候群を障害というより人の特性として扱っているようだ。アスペルガー症候群の人は、ものに執着する傾向にあるのでエンジニアに向いており、シリコンバレーにはアスペルガー症候群の割合が多いので「シリコンバレー症候群」とも言われているらしい。
後、アスペルガータイプの人に対する最悪の教育者の例が以下のように書いてあった。私も今後年下を教育、指導する機会が増えると思われるので以下メモ。
このタイプの子ども達にとって、厳格すぎ、視野が狭く、柔軟性に欠け、頑なで、 自分のやり方や方針と異なるものを受け入れようとせず、ユーモアや寛大さに欠け、 長所よりも短所にばかり目がいってしまうタイプの指導者は、最悪だと言える。
I read a book about Asperger Syndrome. It was informative but I can't agree that so many famous people have Asperger Syndrome.