San Francisco Ballet Program 6

夜にサンフランシスコバレエのProgram 6を見に行ってきた。今回は若い振付家による現代バレエ作品。「Ghosts」「7 for Eight」「Chroma」の三作品が上演された。以下コメント&感想

  • Ghosts: 振付家はChristopher Wheeldon。サンフランシスコバレエ用に振り付けされた演目。Alice Cooperという作曲家が"Ghosts"という曲をWheeldonにプレゼントしたのだが、Wheeldonは、振り付け時に幽霊のイメージではなく男女の熱情をイメージして踊ってくれとダンサーに指示をしたため、死というより生に満ち溢れた踊りであった。灰色を基調にしたステージで8組の男女のペアで、しかもプリンシパル級の方々が同時に踊られるのは非常に壮観だった。
  • 7 for Eight:振付家はHelgi Tomassonでこちらもサンフランシスコバレエ用に振り付けされた演目。この人はクラシックの曲に合わせた振り付けを好むそうで、7 for Eightは7曲のバッハの曲に合わせてそれぞれのダンサーのグループが踊るというもの。ここで中国人プリンシパルのYuan Yuan Tanが出てきた!この人の踊り凄く見たかったのだ。彼女のスタイルはダンサーに最適なプロポーションで物凄い手足が長い上に子顔だ。ダンサー達は悠々と踊っているが7 for EightやGhostshは物凄い短いテンポでコンビネーションを繰り替えす必要があるので実際クラシックよりも相当きつそうな振付であった。黒を基調にしたステージで最初はゆっくり、後半に近づくにつれて力強い踊りになっていき、最後で全員で踊るという流れが綺麗にまとまっていて良かった。
  • Chroma: 振付家はWayne McGregor。もともとはロイヤルバレエのために振り付けされた作品だったが、今回初めてサンフランシスコバレエで上演されることになった。McGregorはランダムダンスというくねくねダンスの振り付けで知られる人だそうだが、確かにこの作品でもくねくねっぷりが凄かった。白を基調としたステージで、男女のダンサーがペアで激しくくねくねしていて正直私の理解を超えるカオスな演目であった。

来週末はペトルーシュカを見に行く予定。今月は踊るだけでなく見るほうでもダンス三昧の週末を送ることになりそう。

I went to see SF ballet Programs 6. It was a mixture of modern dances.It was good but some of the choreography was beyond my understanding.