20代〜40代の人生設計

隠者氏も触れていたが、最近のちきりんの発言は人生設計においてとても参考になるものが多い。私はちきりんの以下のtweetが印象深かった。

20代は誰でも成長できる。30代でも多くの人が成長できる。でも40代で成長できる人はごく限られてる。多くの人が30代で終わってしまう。

30代前半までくらいで「ああ、オレって成長してるかも!」とか満足してたらだめです。そこまでは誰でも成長できる。

30代後半、40代以降になっても成長している人は、チャレンジし続けているんだけど、これが結構むつかしい。「もたない時期」なら誰でもチャレンジできる。「もっている」のにチャレンジできるか?が問われるのよね。

40代で成長する人って確かに少ないと思う。成長を諦めて守りに入ってしまう人たちがとても多い。そして今の日本経済の停滞も中高年世代の守りが起因していると思っている。私は中高年世代が守りに入るのは、彼等が団塊バブルで恵まれて育ったから自分に甘いだけかと思っているけれども。
確かに40代はLife Habitに縛られやすい世代だと思うけど、どこまで成長出来るかについては自分の心がけ次第だと思う。それはいずれ、私が40代になれば分かることだろう。ただ私は年齢に縛られるつもりは無いし、そのための対策を今のうちから講じているつもりだが。

「もっている」のにチャレンジしつづけるには、早め早めに「捨てる」経験をしておくことが必要。自分が今もっている最大の強みを捨てる、という経験を20代からしておくべき。早い内に体験しておかないと、怖くて(もったいなくて)できなくなる。

仏教哲学でも「捨てること」の重要性が述べられているよな。身の回りのものを捨ててシンプルな生活になるのが一番幸せなのだ。私は大学でコンピュータに魅了された後も大学院まで化学の研究を続けていたけど、色々悩んで、結局化学のキャリアを捨てた。私は講義は休まず最前列の席で参加するタイプの学生だったので教授陣から化学を続けることを薦められたが、後悔しない人生の方を選んだ。だから正直自分の学歴がコンプレックスなのだが、そのコンプレックスが今の自分の原動力になっていると思う。

The recent Chikirin's sayings are pretty interesting. I know it would be more difficult to improve ourselves when we get 40's. However, I would resist my age, I've been preparing for my 40's life since before.