ALWAYS三丁目の夕日'64

インド出張の帰りの飛行機で見た。いくつか感動するところはあったし、当時の風俗が再現されていたところは良かったけれども、この映画の根底に流れる思想には気をつけた方が良い。どういう思想かというと、「人一倍勉強したり、努力するよりも、好きなことをやり、好きな人と一緒に居られることが一番の幸せ」という思想だ。つまり、この作品は地道な努力を否定し、一時の感情や本能に従う生き方を推奨している。こういう思想が蔓延したから日本がおかしくなった。
日本がおかしくなるというのに何故こういう思想をマスコミは広げるのか?それは庶民がこういう思想を持つ方が、商売人にとっては都合がいいからだ。庶民が賢くなったらものを買わなくなってしまうし、場合によっては自分たちの既得権益を脅かす可能性があるからな。商売人にとっては庶民は馬鹿な方がいい。一時の感情に流されて、どんどん金を使え。庶民は難しいことは考えなくていいから食欲、性欲といった本能に従って生きていればそれで良い。前も書いたかもしれないが、こういった考え方は3S政策電通十訓をはじめとした愚民政策に基づく考え方だ。

The above movie was interesting. However, I don't like the message in the movie. It may cause the ignorant masses.