三月のライオン

この映画の名前を聞いてから18年を経てようやく見た。大学の時に映像芸術論という課題でこの映画についてレポートを書けとあったのだが、残念ながらレンタルビデオ店はどこも品切れで見ることが出来ず、代わりに七人の侍を見てレポート書いたのだった。近親相姦モノで兄が記憶喪失になったことをいいことに、妹が、私はあなたの恋人だと偽り、兄と同棲するという内容だ。ふと思い出して検索掛けたらDVDがAmazonで売られていたので買って見てみた。
見てみた感想だが、個人的には、あまり良い印象は抱けない。展開がダラダラでそれぞれのシーンの意味が明確ではなく、時間を無駄にした気がする…。これが芸術というものなのか!?レビューにはこの映画は美しいとあったが、正直美しいどころかモラルが低い、汚らわしい印象を受けた。主人公の女性は感情の赴くままに行動しているが、これが許されるのは、彼女が美しく、若く、しかも都会に住んでいるというアドバンテージがあるからだ。公開された当時はインターネットが無かったので、都会と田舎の文化的な質というのは大幅に違っていた。彼女が田舎にいたら、他人のモノを盗む非常識女として村八分になっていたのではないだろうか。また彼女が若くなかったり、美しくなかったりした場合でも周りからの罵倒は避けられないと思う。
後結局彼女は感情の赴くままに行動したために、兄を泣かせて、自分も泣くことになった。結局感情に流される生き方は人として幸せにはなれないと改めて感じさせられた。

I watched a Japanese movie "March Comes in Like a Lion (三月のライオン)" released in 1992. When I was an university student, I was asked to write a report about it in "Movies and Arts" class . Unfortunately, I couldn't watch it but I found that the DVD is sold in Amazon! I'm glad that I filled a missing piece of my memory.