恩讐の彼方に

菊池寛の「恩讐の彼方に」を青空文庫にて。この短篇小説は前半は姦淫、主君殺し、強盗殺人など主人公の悪事が主人公視点で書かれているが、後半は自責の年から出家し、贖罪のために主人公が始めた洞門の開削工事について記載されている。読んでいて主人公に共感し懺悔したくなる感情が芽生えた。それは私もかつて忌み嫌う人がこの世から消える事を願ったからだ。願ったことに対する罪の意識から懺悔をしようとする自分の感情は仏教よりもキリスト教に近いように思う。今度キリスト教の罪と贖罪の定義について調べてみよう。

I read the book "beyond love and hate". After reading the book, I felt guilty in my self. That's because I had wished someones death. The feeling may be like Christian.