San Francisco Ballet, SWAN LAKE

San Francisco Ballet 2010 Season Program1: SWAN LAKE

Odette-Odile VANESSA ZAHORIAN
Prince Siegfried TARAS DOMITRO
Von Rothbart ANTHONY SPAULDING
Queen Mother PASCALE LEROY
Wolfgang, The Tutor RICARDO BUSTAMANTE

San Francisco BalletのSWAN LAKEを鑑賞してきました。会場はSan FranciscoのWar Memorial Opera House(下図)です。建物の入り口にはチケットのダフ屋と、「Please give me a ticket」(多分「売ってくれ」じゃなく、「くれ」だと思う)の札を下げたおばあちゃんなどがいらっしゃいましたが、特に混乱無く会場の席までたどり着くことが出来ました。こちらの会場係はご高齢の男女の方々が会場に案内して下さったのですが、丁寧に案内してださり非常に良い接客で好印象でした。後日本とは違い、パンフレットも無料でした。


私は上の階のバルコニー席だったのですが、舞台の正面だったのでよく見えました。上の階の人向けに上からスクリーンが下りてきてそこで一階席からの映像も同時に見ることが出来ました。
舞台の感想ですが、当初はSan Francisco Balletはコンテンポラリーの演目が多いのでコンテっぽい動きかと思っていたのですが、純粋にクラシックで安心しました。また、見る前はこちらの方は動きが荒いというイメージがあったのですが、実際プロの演技はぜんぜんそうではなくポールドブラをはじめとして非常に丁寧な動きでした。舞台も大掛かりでさすがAT&TやJ.P.モルガンなど名だたる企業がスポンサーなだけあるなと感じました。
感想ですが、

  • 一幕目: うまくまとまっていました。ただパドトロワの右側の女性がサポートピルエットでバランスを崩していたのが残念。男性の村人の群舞が群舞というレベルじゃない動きで、ソドバスクダブルやパッセトゥールやら平気で入れてしかもばっちり揃っていたところに感心。王子のソロも安定していて良かった。
  • 二幕目: コールドが素晴らしかった。さすがこちらの方は手足が皆長いのであるが、その上に動きが揃っていて非常に見ごたえのあるコールドであった。オデットも良かったのであるが、どうしても頭の中でザハロワと比べてしまい申し訳ないと思ったりする。
  • 三幕目: スペイン、チャルダッシュナポリタンの踊りは正統派のバレエの動きだった。後、花嫁候補は別途出てくるのじゃなく、この踊り手がそのまま候補になっていた。その後オディールが出てきてパドドゥ、これは全体的に安定して良かった。王子のヴァリエーションも安定。ただ、ここまで出来るのであればもう少し動きを入れて欲しかった。コーダのオディールのフェッテは3回転入れてて気迫が感じられて良かった。
  • 四幕目、なんとロッドバルトがかなり動いていた。ソドバスク二回転もばっちり決め、動きもきびきびして力強いロットバルトで良い。この辺りのコールドもとても良かった。

という形で非常に楽しめました。後日本はカーテンコールが結構長いのですが、こちらは一度幕が閉じたらそのまま終わりでした。後聴衆の反応が日本と変わらず大人しい感じだったのも意外でした。
こういう感じで海外の公演を鑑賞するという貴重な経験が出来ました。また機会があったら鑑賞しようと思います。

I went to see San Francisco ballet performance, SWAN LAKE. I was impressed by their movement. So beautiful!