ADHDの特性の理解と対処

注意欠陥・多動性障害(ADHD: Attention Deficit / Hyperactivity Disorder)という言葉が一般的になってきている。私は自分がADHDかどうかは知らないが、社会に出たばかりのころにADHDという言葉を知り自分が該当するかもしれないと思い色々調べた。今は自分がADHDであるかもしれないと仮定した上で、ADHDの不利な点をカバーし、良い特性を生かすような行動を心がけ、概ねうまく行っている。以下に簡単に記載する。
ADHDの特徴の一つは多動性である。以前調べた書籍によると、落ち着きの無い子供は外を走ってくるなどの運動を行うことで落ち着くらしい。そこで私はスポーツクラブやダンススタジオに通うなど、定期的に体を動かす習慣をつけたが、これは非常に良い効果が現れていると思う。スポーツクラブに通い始める前は情緒が不安定で将来に不安を感じる状態であったが、定期的に体を動かすようになってから、情緒が安定し落ち着きが見られるようになったように思う。
また、多動性の原動力となる衝動性も注意すべき特性である。今の現代社会はマスコミが一般人に消費の衝動をさせるために、購入欲を煽るあの手この手の手段を使ってくる。個人的には今の恋愛至上主義もマスコミのマーケティング戦略により生み出された煽りだと思っている。これらの煽りに乗せられ衝動の虜になってしまうと負けである。これらのマスコミの煽りは絶対信用してはいけない。出来ればそういうマスコミからは離れて行動した方が良い。だから私は数年前からTVを見るのは止めた。
しかしADHDタイプの人はそうでなくても色々な衝動が沸いてくる。それに対しては内面から沸いてくる衝動をスルーすることが必要である。仏教で良く言われる「諦め」というのはADHDタイプの人にとっては非常に重要な概念である。「衝動そのものをコントロールする」のではなく、「衝動は出るにまかせて、それをスルーする」ことを心がけるのが自分を抑えるのにもっとも近道だと思う。
もう一つの特徴は注意欠陥である。ADHDタイプの人は決して自分の直感・感情で物事を判断せず、かならず客観的な事実に基づいて判断し、自分自身の行動も客観的に捉えることがことが大事である。そのためには、紙やPC上に自分自身の予定をメモしておき、その時の自分の感情ではなく、あらかじめ記載したメモに従って行動するようにすると多くの場合うまくいく。
ADHDタイプの一番の利点は人より優れた発想力・行動力と集中力にあると思う、理性と感情の利害関係が一致したときにADHDタイプの人は非常に高い集中力で人より優れた成果を上げることが出来ると思う。

I suppose that I may be ADHD and try to control my characteristics. As of the moment, I can control myself.