男のための自分探し
- 作者: 伊藤健太郎
- 出版社/メーカー: 1万年堂出版
- 発売日: 2008/08/04
- メディア: 単行本
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サンフランシスコの図書館で見かけた書籍だが、男性をオスとしての視点から捉えた生き方指南が書かれていて興味深い。この本の主張は結局男というのは女を求める動物であり、女を捕まえるために努力する。しかし一旦女を捕まえてしまうと、良い面でも悪い面でも落ち着いてしまう、だから自己のパフォーマンスを最大限に上げたいのであれば男は独身であれとのこと。面白い。確かに男性のそのような性質は周りを見ても思い当たるな。独身時代は上昇志向だった男性が、結婚した後は安定志向にシフトして、落ち着いてしまう。男性の本能はそのようにプログラムされているのかもしれない。
上記をはじめとして全体的にこの書籍では本能に従う男の生き方を否定している。印象に残った内容を以下にメモ。
男は「私」ではなく「私の体」に動かされている。 抗し難い本能があるのは「なぜか」を論じることと、本能に流されてよいと 容認することとは全く異なる。 私達の本能の恐ろしさを知れば、「自分に素直に生きよう」「自分のやりたいことをすればよい」 というメッセージに疑問が生じるのではないか。 異性に燃える闘魂が学問や仕事、芸術で評価されたいというエネルギーに変換(昇華)されると、 華々しい結果を残す。 男はどうしても結婚して子供ができると保守的になる。冒険を避け、今の生活を 維持しようとする消極姿勢になる。 いつまでも輝かしい成果を上げ、ライバルに完全勝利したければ、独身を貫くのが最善。 モテる男は自分がいかにモテるかを確かめるかのように浮気ばかりする。 逆に人気のない雄は、自分がモテないのをフォローすべく、よきパパになろうと努力する。 だからハンサムな男は、恋人にはOKだが、結婚相手には不向き。 安定した結婚には趣味や興味の一致が欠かせない要素だといわれます。 結婚するなら友達として末永くつきあえる人を探しましょう。
This is a lecture book for males. It says to keep our performance higher, males shouldn't get married to women because males tend to loose their ambition after marriage. Interesting point.