感情の用途

よく教育で子供の感受性を高めましょうと言うが、それは正しいと思う。しかし大人になっても感情に任せて行動していたら、それは子供と変わらない。仏教で言うと、餓鬼のような存在になると言えるだろう。では大人は感情は必要なのか?それはもちろん必要だ。ただその用途は自分自身が快楽を享受するためではなく、他人の行動を予測したり、他人を動かすために使うべきだ。
人は誰だって嬉しい、楽しい時には微笑み、怒っている時には不機嫌な様子を見せる。また人は楽しい、ワクワクするようなものを好む傾向にある。他人と関わる時にはそういった小さな感情の動きを考慮に入れた方が良い結果が生まれる。それが日本古来から伝わる、「空気を読む」もしくは「以心伝心」という高等技術である。
なので言いたいことは、自分自身は感情に流されてはいけないが、他人に対しては感情を多いに活用すべしということである。他人を動かすためには、他人の感情を常にモニタし、時には他人の感情に訴えかけることも必要だと思う。

I agree that passion is important but I think it is not for myself but for interaction between others.