風立ちぬ

上映開始から大分経ってしまったけど、今になってみた。周りの評判はあまり宜しく無かったのであまり期待していなかったけど、思ったよりも良かった。飛行機の描写や、人がわさわさ動いている情景はまさにジブリという感じ。風景の描写も良い。後、脇役のキャラがとても良い。やはりジブリの見所は脇役だよな。
ただ子供に楽しめる内容ではないと思った。大企業にいるメリット(会社の費用で海外にいけること、良いホテルの部屋を会社持ちで借りられること)とデメリット(頭が固い老人達を相手しなければいけないこと。顧客の肥大化した要求を受け止めなければいけないこと。理不尽な制約が多いこと)のしがらみの中でものを作っていく過程が書かれていたが、これを描くんだったら別にゼロ戦でなくても良いよなと思った。あと主人公の声が棒読みなのがとても残念だった…。何故庵野氏を選んだ…?これはちゃんとプロの人を使ったほうが良かったと思う。
後恋愛シーンはラストが中途半端だった。この映画の作成過程も実際のストーリを元にしている関係で色々制約が多いのだろう。他作品に比べると尻切れトンボになってしまった感じがする。

I watched an another Ghibli's animation film, "The wind rises". I felt it well describes merits and constraints to work as an engineer in a big company. I agree that engineer's mission is to create the best one under the constraints.