出張14日目

朝CaltrainのPalo Alto駅で切符を買おうとしたらそばにいた中国系の家族のうちの妻の一人が後ろにきて切符を買う私をじっと見つめる。私が振り向いたらその女性が、うーあーと言いながら札を指差した。それは切符の割引セールの札だったが、どうやらその方は英語が分からないので機械が壊れているとでも思ったらしい。こちらに来て私より英語が出来ない人に会って安心した。それは私は必要ないものですよと答え切符を買ったのだが、その方々も数分後には切符を買えて無事Caltrainに乗ることが出来たようなので安心した。
San Francisco市内のPowerl Street駅で両替機を見つけた。20ドル札と10ドル札を5ドルに変えるというもの。後BERTの券売機は1ドルを2.5ドル硬貨に両替する機能があることを知った。Muni Metroは運賃1.5ドルでお釣りが出ない上に両替機が無いので困っていたのだ。これで助かる。
今日は天気が良かったのでノブヒルという丘の上にあるGrace大聖堂に行ってみた。Powel Streetにあるケーブルカーの駅からケーブルカーに沿って歩いて坂を上ったところ20分程で頂上に付いた。ケーブルカーや急な坂道やイエローキャブを見るとSEGAクレイジータクシーというゲームを思い起こさせる。あのゲームの世界はサンフランシスコをモチーフとしていたのだった。
ノブヒルのGrace大聖堂に行ってみた。入場料は無料(寄付で5ドル求められる)だ。中はでかい。ステンドグラスが綺麗だ。奥でミサのようなものがやられていた。今日は土曜日だからミサでは無いのかな。
その後レッスンを受けて図書館にいるとレバノンの彼(以降はAbと書く)から電話が掛かってきた。後30分程待ってくれとのこと。後ろで女性の声が聞こえる。妻も一緒に来ているのか?
Abから再度電話が来てMarket Streetで落ち合った。Abの他にフードを被った2人の若い女性が乗っていた。彼の妻と友人だそうだ。2人とも美人だ。色男め。
その後彼のお勧めのイタリア料理店というところに向い、4人テーブルで囲んでイタリア料理を食いつつ話をする。Abとその妻はレバノン、そしてもう一人の女性はパキスタン出身だそうだ。被っているフードはイスラム教の一番軽い服装だそうだ。パキスタンは普段はウルドゥー語をしゃべるそうだが、大学はテキストも先生の教えも英語とのこと。話し言葉はウルドゥー、仕事の言葉は英語としっかり区分けが出来てるらしい。日本は大学の授業も日本語だし技術用語も日本語の訳があるというと驚いていた。Ab夫妻は普段はアラビア語であるが、大学に入った後、1週間で9時間のカリキュラムの英会話学校を受講させられるので問題無いとのこと。やはり日本人はもう少し英語を学ぶ機会が必要だなと思う。
帰りは280経由でサンフランシスコからGuest Houseまで送ってもらった。結局イタリア料理も奢って頂いた。社会人が学生に奢ってもらうなんて申し訳ない。しかしご馳走様でした。

This is a log of 14th day.