理系の時代

東大法学部出身で人事コンサルタントである城繁幸氏が以下のようなtweetをしていた。最近は文系の側からもこういう意見が出ているのか。

jo shigeyuki@joshigeyuki jo shigeyuki
しかし、いったん日常が崩れると、文系の出番は無くなるな。これからは良くも悪くも理系の時代だろう。

しかし今の世の中はその通りに動いているだろうな。理系はモノを生み出す学問だから社会が混乱していてもニーズがあるからな。もちろん文系も交渉力、接客力、営業力などのコミュニケーションスキルに優れている人たちは混乱の時代でもニーズが高いことだろう。しかしこれらの能力は大学で学んで得られるものではなく、生まれつき、もしくは社会経験を通じて得られるものだ。また学生が文系の学部で勉強することは今の企業のニーズとは合致しないので企業がなかなか評価してくれない。その上、今の大学は昨日触れたトロウ・モデルで言うところのユニバーサル段階にある。そのため大卒という肩書きだけあっても今は全く評価されない。その結果、学生の就職活動で[id:aaa555:20110612:p2]で触れたような問題が起きてしまうわけだ。
だからこれから大学に進学するのだったら若い子は、工学部、理学部などの理系に行った方が良い。政治家、弁護士、公認会計士、公務員になる公算が無い限り、大学の文系学部はリスクが高い。理系に進んだならば後で文系の職種を選ぶことも出来るが、一旦文系に進んでしまうと潰しが利かなくなり、就職で苦労することになる。

If you are planning to go to an university, I recommend to major science or engineering. In the future, the needs of students of literature, politics, or economics will be decrease especially in the society under disorder.