講演会

「人生がときめく片付けの魔法」という片付けの本の作者のセミナーに参加してきた。正直参加申し込みした時には"ときめき"なんていう可愛い言葉と著者の若さと美貌でごまかしたどうせ中身の無いセオリーなんだろう?と否定的な気持ちを持っていたのだが、参加して本人の講演を聞いて深く反省した。この人の理論は筋が通っていてとても分かりやすい。何故掃除をするのか、掃除をして自分はどうなりたいのか?というイメージを出来るだけ具体化しなさいというところから始まり、モノの選別の順序、選別手法など、具体的にかつ論理的な理由を交えて説明してくれた。
後、「適正量」という言葉が良かった。日本は恵まれているから、生まれてから適正量を越えたモノで溢れているが、本来人が生きていくのに必要なモノの適正量はそんなに多くないとのこと。こういう物欲を排除する考え方は私も賛成だ。仏教哲学にも通じるところがあると思う。
この人はもともと"「捨てる!」技術"という本に感化され、一時は捨てることに全力を尽くしていたが、そのせいでノイローゼになってしまったため、それは誤りだと反省し、「捨てる」から「何を残すか」というところに観点をシフトさせたとのこと。後、家にはジャケットは2着までという定量的な値で判断すると、生活スタイルは個人差があるため人によっては不適切なところがどうしても出てしまう。そこで個人ごとの適正量を個々の感情に基づいた判断基準で決めるところが既存の片付けの書籍との差異化要素だと説明していた。とても興味深い。いずれこの人の本を読んでみよう。

Today, I attended a cleaning seminar of Marie Kondo, who is the author of the million seller's book, "Cleaning magic for the lovely life". Her lecture was more logical and practical than expected. I'll try cleaning my room by following her way.