バレエダンサーと麻薬中毒
バリシニコフ版のバレエ「ドン・キホーテ」の中に、エスパーダとバジルがダンス対決をする場面がある。以下のURLからその動画を辿ることが出来る。
Patrick Bissell Mikhail Baryshnikov Don Quixote
この最初のハンサムな男性がエスパーダ役のパトリック・ビッセルである。私はこのDVDを持っているのだが、エスパーダを見つつ、これほどルックスとスタイルが良かったらさぞかし幸せなダンサー生活を送っているだろうと思っていたが、YouTubeのコメントを見て衝撃を受けた。以下コメント訳
パトリック・ビッセルはABT(アメリカン・バレエ・シアター(アメリカの有名なバレエ団))で最も矛盾した、嫌われつつも愛されていたプリンパルダンサーの一人です。 彼は14才の時からコカイン中毒でした。1989年、彼はコカインの過剰摂取の為、アパートで死んでいるのが発見されました。29才でした。
あららー、コカインなど摂取していたのね。しかも彼はABTの他のダンサーにもコカインを教えていたようである。そのうちの一人がゲルシー・カークランドという女性プリンシパルだ。
彼女はバリシニコフとも競演していたが、コカイン中毒になってからABTを解雇されてしまったようである。以下のDVDにカークランドとバリシニコフが登場している。
Tchaikovsky: Nutcracker [DVD] [Import]
- 出版社/メーカー: Digital Classics
- 発売日: 2009/03/26
- メディア: DVD
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
実は先日買ってしまった。クララ役がカークランドなのだが、華奢な体つきでもう20を越えているというのに10台の子供と言っても差し支えない容姿だし、技術もまた素晴らしいのである。バリシニコフ版ではクララが金平糖のバリエーションまで踊ってしまっているのでカークランドのファン(ともちろんバリシニコフのファン)にお薦めである。
しかしコカインでダンサー人生が壊れてしまったのは勿体ないな。
I found a comment in the above YouTube site. I was surprised that Patrick Bissel was adicted to cocaine and he has already died.