出張2日目

フロントに聞いてみると無料のシャトルバスを用意してくれるとのことなので早速9時からのシャトルバスでPalo Alto駅まで送ってもらうことにした。乗せてくれたのは白人の30台後半といった女性。私は雨が大好きなの。水は全ての命の源よ。ほらあそこに見える学生が雨の中走っているでしょう。あの向こうにAMUSAという芸術学部の建物があって、彼はそこに行こうとしているのよという内容を話していた。しかし地元の人が本気で話しかけてくると何を言ってるのか分からないな。けどゆっくり話して貰うとなんとか分かった。その女性も、聞き取れなくても気にしていいよ。ゆっくり話せば分かってもらえるんだから私は全然気にしてないよ。と言って下さった。申し訳ない。
Palo Alto駅でCaltrainに乗り込む。近くの席に日本人女性と思われる方が座った。すると切符の確認にきたおっちゃんがその女性の前に座り、「君はどこにいくの?おれの名前はXXという名なんだ。君の名前はなんていうの?仕事で行くの?」とか雑談を始めた。なんなんだこのおっちゃんは?そしてその女性の受け答えが完全にネイティブ英語でまたブルーになった。しかも結構話がはずんでいるし…。会話の後その女性は日本語の雑誌を読み始めた。しかし電子辞書で調べつつ読んでいたので、彼女は英語ネイティブで日本語の勉強中なのだろう。
無事サンフランシスコに到着。今回はBertに乗り換えずCaltrainで終着駅に来たのでCivic Centerの方向が分からない。とりあえずCaltrainの線路の方向が北だと思って線路の先の方向に進んでいくと、大きな橋が見えてきた。地図を確認するとあれはサンフランシスコベイブリッジだ。北と間違えて東に向かってしまったようだ。しかし時間の余裕を見て早めに出たので問題ない。
ベイブリッジを見ながら北上し、マーケットストリートから西にFinantial District -> Union Square -> Civic Centerと進む。道端に結構浮浪者が多い。黒人の方が多いが、白人の浮浪者も結構多いのが目に付く。白人の老婆が傘で雨をしのぎながら毛布に包まって丸まっていた。彼女はどういう人生を送ってきたのだろう。人種ではもはや差別されないと思うが、貧富の差は広まるばかりで貧乏人には容赦のない大変な国だと思い知らされる。
マーケットストリートは高層ビルが並ぶ都会だ。この辺りに来ると雨も上がって暖かくなってきた。映画の世界にいるような気分にさせられる。あと鳩がやたらに多い。
時間内にCivic Centerに到着。昨日の某スタジオにてレッスンを受講した。スタジオのエレベータがまた変なエレベータで呼び鈴を押すと和風の部屋がやってきてその中の男性にフロア番号を言って上がるものだった。1Fの鉄格子の入り口がエレベータとは分からず、下で戸惑っていると東洋人の人がやってきたのでこのビルで良いのか聞きエレベータも一緒に付いて乗った。この方は実は今日の先生だった。
レッスン後はSouth of Marketを散策。4th street沿いのMetreonというショッピングモールのゲーセンでDDRを見つけた。DDR Supernova初代とDDR Extremeが置いてあった。稼働率はかなり良く常に人が付いている感じ。1ドルをTalkenというゲーセン内の専用通貨に換金(1ドル=4Token)し、Tokenをゲーム機に投入してプレイ出来る。DDR Extreamを久々にプレイしてみたが、完全な日本語版だったので驚いた。4Tokenで1プレイだったのでシングルプレイをやってたら少年が現われ、空いている2プレイ側の台で私の譜面の空踏みを始めて更に驚いた。要するに異国の文化や自主性を許容する国ということなんだろう。
とりあえずサンフランシスコでスタジオとゲーセンを確保したので休日はこれで完璧だ。休日の生活はもう心配が要らないので、後は問題の仕事の方に集中すること。

I have a memo about the 2nd day in the US.