某スタジオ

  • ルルベエカルテディベロッペでは体を斜めに崩さない。上下の軸を崩さずに足を上げること
  • ザンレールのスポット、あごを引いて首が縮んでしまっている。あごをもう少し上げ
  • ザンレールのスポットが遅い。キュッ、キュッと首を回すこと。

サンフランシスコの某スタジオにてレッスン受ける。ブレードランナーの世界のような怪しいエレベータにがたごと揺られ5Fへ。カウンターにてビジターである旨を告げてIntermediate Balletのクラスを申し込む。ビジターは1レッスン13ドルで安い。男性更衣室もトイレもちゃんとあった。ただシャワーは無いようだ。スタジオは少なくとも4つあり、私の受けるスタジオは2スタだった。時間になっても前のレッスンが終わらないので心配になって横の女性に確認するとそうだという。誰も時間を気にしていないようだ。
ようやく前のレッスンが終わり、レッスン場に向かう。スタジオはWebページの写真のような白い壁に高い天井の宮殿のような空間だった。東京の某スタジオと大体同じ位の広さ。今日は祝日だったので生徒が多く、隣のスタジオからバーを持ち寄っていた。全体で40人くらい、うち男性は7名だったろうか。スタイルの良い黒人の若者2名、私入れて東洋系2名。後2人が白人のおっちゃん2人とプロっぽい方一人。女性は黒人の方一人で後は東洋系と白人が半々といった感じだった。
レッスンは中級ということで動きが複雑だった。レッスンは生ピアノ演奏なのだが、右バーの前の動き、後ろの動き、左バーの前の動き、後ろの動きが全部一つの曲で繋がり戸惑った。センターもレッスンのインターバルが無く右左が同じ音で繋がる。その代わり右左3回ずつ踊る。動くことを重視するレッスンのようだ。
生徒の技術は日本の某スタジオと比べると日本の方がうまい人が多い気がする。こちらは動きはついていけているがアラベスクの背中が落ちていたり、体が落ちたまま回っていたりする感じ。あと動ける人が何人か割り込んでくる。後は男性が最後というルールはなく、男性が途中の組に普通に入っていく。これはここのスタジオ独自の文化なのだろう。
レッスン後、ザンレールの練習をしていると白人のプロっぽい方に実演を交えてスポットについて注意を受けた。ありがたいことである。また、中年の女性の方に日本語で、「あの…、もしかして日本の某スタジオにいらっしゃいませんでしたか?」と話しかけられ驚いた。その方は昨年からサンフランシスコに住み始めたそうだ。「ここは良いスタジオですよ。きっと気に入ると思います、週末によく来ているのでまたお会いしましょう」とその方がおっしゃり別れる。まさかこんな異国の地で私を知っている人に出会うとは…。

I took a ballet lesson in the studio in San Francisco.