出張21日目

10時からShuttleに乗ってPalo Alto駅へ。今日の運転手はいつもと違う人だったが、どうも私のように英語がたどたどしい。メキシコ出身でこちらに引っ越してきたが、家族も友達も皆スペイン語をしゃべるので英語には苦労しているよとのこと。
今日こそはとJapan Townに再度向かった。先週は101通りを雨風の中坂道を登っていったが今日は快晴で心地よい。地図をよく確認すると前は行き過ぎていたのだということが分かった。手前で曲がり20分程歩くとJapan Townにたどり着いた。ちゃちな5重の塔がありちょっと変な日本の雰囲気を感じる通りである。通りの名前も日本語で書かれているけど日本じゃないよ。こりゃ。
紀伊国屋もあった。中は日本のものが売られているショッピングモールになっており、その中に書店がある。中に入ると、ちゃんとジャンプやマガジンなどの日本の週刊誌が普通に売られていた。コンビニくらいのスペースの書店なのだが、そのうち半分は日本語の書籍、残りの半分は英語翻訳された日本の書籍という感じだった。
踊りのレッスンの時間がギリギリになったのでダッシュで戻る。5分程掛かって標識を見て気づいたのだが、南に駆けるはずが間違えて反対方向の北に走ってしまった。かなり走ったので今から戻ってももう間に合わない。諦めるしかないか。
折角北に来たのだからこの辺りで観光しよう。今日は雲ひとつ無い快晴ということでサンフランシスコ名物のゴールデンゲートブリッジを見に行くことにする。タクシーで行こうかと思ったが、時間と体力が残っているのでゴールデンゲートブリッジ行きのMuniバスの停留所があるところまで30分ほど歩く。
28番のMuniバスでトランスファーチケットを貰ってみた。これがあると90分間バスに乗り放題だそうだ。これは便利な制度だ。先週Muniバスが駄目駄目と言ったが、あれは外れのバスで、今回のバスはちゃんと電光掲示板と音声で案内があった。バスの停留所にも電光掲示板があり、何番は後何分で着くという表示がある。京都バスみたいだな。実は結構便利だ。
バスでゴールデンゲートブリッジに到着。ゴールデンゲートブリッジの横の海ではヨットが沢山浮いている。なんか湘南の海を思い出すな。
橋の脇の展望台で日本の女の子三人組が写真を取っていた。日本の女の子は分かりやすいな。こういう人たちが犯罪で狙われるんだな。旅行ガイドで危険と書いているのは彼女らのような方々向けのコメントなんだろうな。
海の先に小さな島がぽつんとあった。ガイドブックによるとあれはアルカトラズ島といって、かつては凶悪犯罪者を収容した島で、アル・カポネもあそこに収容されていたことがあったらしい。昔TGの飲み会でアルカトラズという飲み屋にいったら牢屋に入れられたが、どうやらあの島がその飲み屋の本家らしい。
ゴールデンゲートブリッジの上から海を覗いたら高くて恐ろしい…。後でネットで調べたらここは自殺の名所で毎年40人くらい飛び込んでいるらしい。上から飛び込んだら海に落ちる時には時速130kmで死亡率98%だそうだ。
一通り写真を撮って帰る。28番のバスに乗って途中で30番のバスにTransfer Ticketで乗り換えた。帰りのコロンブス通りでChina Townの裏通りを通過したが、そこは表通りとは違い、まさに中国だった。通りは中国人でごった返して中国語の店ばかりでアメリカとは思えない。しかしごみはそこらじゅうに落ちまくっているし、通りで人に怒鳴り散らしているおやじが何人か見かけるわでなんかChina Townの住人は全体的にマナーが悪いなと感じた。
Caltrainの駅に着いたが、何の連絡もなしに15分程出発が遅れた。やはりアメリカは時間にルーズだ…。
帰りのシャトルで中国系の方と一緒になる。今はサバティカルを取ってこちらに来ていて、これからここを拠点にアメリカの各地を旅行して回るのだそうだ。サバティカルとは羨ましい…。
Guest Houseに到着してからフロントデスクにてとりあえず4/17まで宿泊期間の延長の申し込みをした。フロントデスクによると期間は後でいつでも変えられるので日程がFixしたらまた教えて下さいとのこと。とりあえずこれで期間延長しても宿屋の方は確保出来た。
部屋に戻ったら明日は"Sprint Forward"なので寝る前に1時間時計を進めておいてねという紙が置いてあった。ネットで調べてみるとアメリカでは3月の第二日曜日からサマータイム制に入るらしい。

This is a log of 21th day.